Vol8祓戸の大神(はらえどのおおかみ)

祓戸の大神(はらえどのおおかみ)とは?

​ 祓戸の大神は、私たちが日常生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れ(けがれ)、そして心身の災厄を祓い清めてくださる神々です。

​神道において極めて重要な祝詞(のりと)である**「大祓詞(おおはらえのことば)」**の中にも登場し、人々を清らかな状態へと導く重要な役割を担っています。

穢れを消滅させる「四柱の神々」

「祓戸の大神」とは、以下の四柱(よはしら)の神々の総称です。

 人間から出た罪や穢れを「川から海へ流し、最終的に消滅させる」までのプロセスを、それぞれの神様がリレーのように分担しています。

1. 瀬織津比売(セオリツヒメ)

  • ​役割:罪や穢れを川から海へ流す
  • ​人々の罪・穢れを、川の急流に乗せて大海原へと持ち去る、最初のステップを担う女神です。

2. 速開津比売(ハヤアキツヒメ)

  • ​役割:海口で穢れを飲み込む
  • ​多くの川が流れ込む海の底(河口)で待ち受け、流れてきた罪・穢れを勢いよく飲み込み、もろもろの災厄を消し去ります。

3. 気吹戸主(イブキドヌシ)

  • ​役割:風で根の国へと吹き飛ばす
  • ​海の底で飲み込まれた穢れを、激しい風(息吹)に乗せて、地の底にある「根の国・底の国(黄泉の国)」へと一気に吹き飛ばす神様です。

4. 速佐須良比売(ハヤサスラヒメ)

  • ​役割:罪や穢れを完全に消滅させる
  • ​根の国・底の国に届いた罪や穢れを、どこかへさすらって(彷徨わせて)完全に消滅させる、最後のエネルギーを持つ女神です。

素晴らしき連携プレー

連携がもたらす意味

 この四柱の神々の連携プレーにより、私たちが知らず知らずのうちに積み重ねてしまった罪・穢れ、つまり心身の澱(おり)や社会の災厄は、大自然の循環(川・海・風・海底)に乗せられて完全にリセットされるようですね。
 いつの日か、祓戸の大神(はらえどのおおかみ)をお祀りしている神社を訪れてみたくなりました。

祝詞

 それから、祓戸の大神(このはらえどのおおかみ)の話が盛り込まれている祝詞を勉強しました。

 

 次回、この祝詞の件を調べた内容をご紹介します。

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