Vol1伯母リモート介護のきっかけ

はじまりは20年前

 2006年12月、伯父(伯母の夫)が熊本の日本赤十字病院で息を引き取りました。とても寒い日だったことを今でも鮮明に覚えています。

 長年、献身的に伯父の看病を続けてきた伯母のことですから、さぞ深い悲しみのどん底にいるだろうと心配していました。しかし、いざ顔を合わせると、伯母の表情は意外にもサッパリとしていました。そこに僅かな安堵感を覚えつつも、私は「これからは自分が伯母を支えていこう」と心に強く決意したのです。

 ​そう決意したのには、理由があります。

 幼い頃から、伯母は私を我が子のように可愛がってくれました。よく家に遊びに来てくれたこと、クリスマスにはお菓子が詰まった大きな長靴を贈ってくれたこと、お正月のお年玉。それだけでなく、私が悪さをして押し入れに閉じ込められた時には、いつもそっと救い出してくれました。

 さらに、私の父や母が亡くなる際にも、ずっと病床に寄り添い、看病し続けてくれた恩人でもあります。

 伯母への感謝の理由は、数え上げればキリがありません。

 幸い、伯母はまだ元気です。今後は福岡の自宅からこれまで以上に頻繁に足を運び、定期的に会いに行こうと思いました。

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