Vol10【毎朝の習慣】私が「天津祝詞」にたどり着いた理由と、その深い歴史(ホツマツタエとの繋がり)
参拝の習慣
毎朝、神棚の前に立つと、心がすっと引き締まります。
皆さんの中に神棚があって参拝をされる方は、参拝の際、どのような言葉を神様に捧げていますか?
私は現在、毎朝のルーティンとして**「天津祝詞(あまつのりと)」**を奏上しています。
今回は、私がなぜ天津祝詞に行き着いたのか、その理由や歴史、そして少しマニアックで興味深い「ホツマツタエ」との関連性についてお話しします。
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始まりは「簡易的な祓詞」から
最初から長い祝詞を唱えていたわけではありません。
もともとは、**「かけまくも畏(かしこ)き 伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)…」**から始まる、短くて簡易的な祓詞(はらえことば)を唱えることからスタートしました。
毎朝の習慣にするには、無理のない長さから始めるのが一番だと思いました。言葉に込められた清らかなエネルギーを感じるうちに、「もっと深くエネルギー(神様)と繋がりたい」「祝詞を暗記して、何も見ずに奏上したい」という想いが自然と湧いてきました。
大祓詞(おおはらえのことば)への挫折
そこで一度は、神社でもよく耳にする有名な「大祓詞」の暗記に挑戦してみたのです。
……が、結果は見事に挫折(笑)。とにかく長くて、毎朝のルーティンの中で暗唱するにはハードルが高すぎました。「無理をして続けられなくなるよりは、今の自分に合った、心から集中できる長さを選ぼう」と切り替えることにしたのです。
そうして行き着いたのが、現在の**「天津祝詞」**でした。
天津祝詞の意味:すべての神様に応援してもらう最強の言霊
天津祝詞(一般的には「たかあまはらのりと」とも呼ばれます)は、数ある祝詞の中でも**「最強の浄化力と開運力を持つ」**とされる非常に格式高い祝詞です。
【天津祝詞(抜粋)】
高天原に神留り坐す(たかあまはらにかむづまります)
……天津神・国津神・八百万の神等共に(あまつかみ・くにつかみ・やおよろずのかみたちともに)
耳振り立てて聞こし食せと(みみふりたててきこしめせと)……
この祝詞の歴史は古く、神話の時代にまで遡ります。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が「みそぎ(汚れを洗い流す儀式)」をした際、その清めのプロセスから生まれた言葉がベースになっているとされています。
そしてこの祝詞の素晴らしいところは、後半で**「天津神(天界の神々)」「国津神(大地の神々)」、そして「八百万の神(自然界のすべての神々)」のすべてに対して、「どうぞ耳をすまして私の願いを聞いて、力を貸してください」と直談判している点**です。
唱えるだけで自分の周りが聖域に変わり、日本のすべての神様に応援をお願いし、強力なバックアップをいただける――。長さも暗記するのにちょうどよく、毎朝奏上するにはまさに完璧で心強い祝詞でした。
古代のロマン:天津祝詞と「ホツマツタエ」の繋がり
ところで、日本の古代史や古史古伝に興味がある方なら**『ホツマツタエ』**という文献を耳にしたことがあるかもしれません。実は、この天津祝詞はホツマツタエの世界観とも深く繋がっています。
ホツマツタエとは?
『記紀(古事記・日本書紀)』よりもさらに古い時代(神代)の歴史を伝えているとされる、五七調の長歌で記された古文書です。漢字が伝来する前の日本固有の文字**「ヲシテ文字」**で書かれているのが特徴です。
「トホカミヱミタメ」の言霊
天津祝詞のルーツを辿ると、ホツマツタエにも登場する**「トホカミヱミタメ」**という究極の8文字の言霊(三種の祓・八言の神名)に行き着くという説があります。
ホツマツタエの宇宙観では、この言葉自体が宇宙の根源の神々を表しており、天津祝詞はこの根源的な「宇宙の調和と祝福」をより具体化した祝詞であるとも解釈できるのです。
すべての神々の応援をいただきながら、宇宙の根源的なエネルギーとも繋がっていく――そう考えると、毎朝唱えている言葉の重みがさらに増して、背筋が伸びるような感覚になります。
まとめ:毎朝の「天津祝詞」がもたらすもの
簡易的な祓詞から始まり、大祓詞での挫折を経て、ようやく巡り合えた「天津祝詞」。
長すぎず、短すぎず、それでいて天津神・国津神・八百万の神々すべての応援を味方につけ、古代の知恵(ホツマツタエ)へと繋がる奥深さを持っています。
暗記して、目を閉じて神棚に向かい、お腹の底から言霊を響かせると、朝の空気の澄み渡り方が本当に変わります。
もし「神棚への参拝をもう少し深めたいけれど、大祓詞はハードルが高いな……」と感じている方がいたら、ぜひ「天津祝詞」を参拝の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?
神様たちからの心強い後押し(エネルギー)を感じながら、日常が心地よく調えられていく感覚を味わえるかもしれません。